卯月書庫

卯月書庫 ―Hero's Life2―

マンガ・小説・etc.の読書解釈文ブログ

耽美とはまさにこのこと。美しすぎて溜息すら熱をもつ……

『 艶 漢 』

尚月地 新書館(ウイングスコミックス)①~進行中

 

私の本能が告げている。

この絵は買って大成功のやつや、

お前の好みド直球や、と。

 

ド直球でした。

もう美しすぎて、面白すぎて。

架空の世界が舞台ではありますが、

明治~大正っぽい、和洋折衷な雰囲気があります。

連作ミステリーでストーリーが進行していくのですが、

その核にあるのが主人公の一人、

詩郎の謎。

同じ人間にみえて実は別の国?民族?の出身で、

しかもその民族の中でも特別な存在だったっぽい。

というのが序盤からじわりじわりと明かされていくのですが、

じわりすぎてじれったい 笑

事件が起こるたび、詩郎の民族もちょっと関係してくるのですが、

ちょっとだから少しずつしか明かされない。

というのも詩郎が過去と向き合うのを避けているから。

そして心底大切に思う人たちができたから、なのですね。

その一人がもう一人の(ややこしい)主人公、

山田光路郎。

一本気のある熱血漢、男前すぎ!な彼に

詩郎メロメロ(友情的な意味で)

美麗系イケメンと筋肉系イケメンの

名コンビで事件を解決していきます。

どうもありがとうございました。眼福眼福。

 

現在は

過去と決着をつける覚悟を決めた詩郎とともに

数々の謎が怒涛のいきおいで明かされているので、

来月の新刊はよ来い!

という心境です。

 

さて本題。

超絶美しい美麗な

(大切なことなので美しいは何度でも言います)

イラストたちいいいいいい!!

 

人物はさることながら、

建物・調度品・装飾品・洋服にいたるまで、

モダンとレトロと幻想が混ざり合った

キラキラクラクラ

目にするだけでため息がでる美しさです。

加えて

時たま現れる独特なコマ割りとともに、

1ページ1ページが

芸術的な美しさ。

ページを切り取って額縁に入れたら

絵画として成立すると思うのですよ!

 

白黒の世界も素敵すぐるのですが、

カラーは鼻血ものです。

美しいでは足りない!

もっとすごい、美しいを越えた言葉があるのなら、

それをつけます。

細かい宝石類までキラキラ輝いています。

画集は墓までもっていくレベル。

 

 

 

 

お気に召しましたらこの方もぜひ。

“マツオヒロミ“

レトロとモダンの魔術師だと思います。

女学生や女給さん、モダンガールにダンサー

そしてヴィクトリアン。

聞いたときに思い描く雰囲気が

見事にあらわされていて、

垂涎ものです。

『百貨店ワルツ』は漫画形式ながら、

全編カラー、

調度品などもクローズアップされていて、

マツオワールドを満喫するのにオススメです。

 

 

 

余談①

尚月地もマツオヒロミも

『浪漫図案』と見比べながらだと、

よりレトロでモダンな雰囲気に浸れるので、

(明治~昭和までの商業デザインが

多数掲載されています。マッチ箱とかポスターとか)

こういう感じ大好ぶ……

大好きな方は『浪漫図案』にも

大満足いただけると思います。

 

 

 

余談②

タイトルつけてみました~。

一行感想みたいにできないかなぁと

思ってます。